はさき漁協
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■ いばらきの水産業 >> まき網漁業 (2.操業)

 [ 一航海の操業 ]
  まき網の操業は夜から朝にかけて行われます。
漁場の位置により出港時間は異なりますが、通常夜中に出港します。
1航海の操業回数(網を入れる回数)は2〜3回程度で、翌日の昼頃に入港して、1航海の操業を終えます。

・・・ 操 業 の 模 式 図 ・・・
魚群を取り囲むように投網する 網の下部を絞り袋状にする 揚網を進め漁獲物を運搬船に積み込む



● 出 航

 乗組員は出港予定の30分〜1時間前には船に集合し、エンジンを始動して、計器類、機械類の調整を行います。

▲ 出港前に機械を整備する乗組員

● 操 業

 予定の漁場に到着すると漁労長の指揮下で各船が魚群探知機により魚の群を探します。
 魚群を見つけると網船は長さ約1400mの網で素早く群をまき、バランス良く網を巻き揚げます。
 乗組員は役割分担して連携プレーで作業を行います。
 1回の操業には約2時間かかります。

 揚網が終わりに近づくと作業は運搬船への魚の積み込みへと進みます。
 鮮度良く漁獲物を市場に揚げるため、運搬船は漁獲物を積み終えるとただちに漁港に向かいます。
 操業回数の多いとき、運搬船は漁港と漁場とを往復して魚をピストン輸送します。


▲ 揚網が終りに近づくと漁獲物取込みのため
運搬船が網端に付く


▲ 操業状況。後方は揚網中の網船、
手前は網の修正をする作業艇




▲ 漁獲したマイワシを魚槽へ収容する
   
● 操 業 を 終 え て

 操業の合間や操業後に乗組員は食事をすませます。
 食事にはとれたてのマイワシや混獲したヒラメが刺身としておかずに華を添えます。

▲ とれたての魚を刺身にする乗組員
   
● 入 港

 運搬船の乗組員は漁獲物の陸揚げ、氷の積み込み作業を行います。
 網船等の乗組員は網の修理やエンジンの整備などを分担して行い、次回の操業に備えた後、解散となります。

▲ 運搬船からトラックに漁獲物を積み込む


はさき漁業協同組合