朝霞荘だより13号

1995.9.1発行
面会依頼
施設長 朝倉崇

 今年の夏は、酷暑で記録的な夏でしたが、体調を崩さなかったですか?
 入荘者の方々は、程良い冷房により暑さを乗り切り、頑張って生活しています。 入荘者は、身内の方の面会を心待ちにしていますので、遠のいている身内の方、どうか会いに来て下さい。
夏祭りを終えて
実行委員 藤上 石橋

 朝霞荘最大のイベントである、七夕、夏祭、花火大会が去る7月29日に開催されました。
 職員、入荘者共々少しの時間を見つけ、コツコツとこの日の為に七夕飾りから始まって、今年は職員が出店用の屋台を三基も完成させることが出来ました。屋台では、かき氷屋、たこ焼き屋、焼きソバ屋、ミルク煎餅屋等それぞれ300食分づつ用意され、当日大好評で飛ぶようになくなってしまいました。
 猛暑の中、前日より会場準備をし当日も大勢のボランティアの方々と一緒に諸準備や会場を見事に完成出来たと思います。 踊り、カラオケ、ゲーム(ヨーヨー釣り、サイコロ)、花火等が施設、家族、地域の方々、ボランティアの方々等が一体となり、いつにない和やかなムードの中盛大に終了することが出来ました。

 皆々様の御協力ありがとうございました。そして大変御苦労さまでした。

遠足
寮母 山口千代子

 4月27日瓜連町静峰公園へと出発しました。入荘者と触れあい、自然に親しみ最大の楽しみである遠足です。マイクロバス2台に分乗し、ボランティア、家族の方と大勢で参加して頂きました。
 前日までの雨もあがり、出発日は天気に恵まれ遠足日和でした。 大串公園にて小休止し静峰ふるさと公園へと----八重桜が満開でとてもきれいに咲いて、「まあきれい---見事に咲いているね。」と、入荘者の声に家族の笑顔もまた、ひときわ光って見えました。
 手をつないだり、車椅子を押して頂いたり、ほのぼのとした雰囲気の中で、昼のお弁当を食べ、ゲームや歌を唄ったりして楽しい一時を過ごしました。 帰りのバスの中は、カラオケ名人が沢山いて楽しい思い出が出来ました。
お楽しみドライブ
寮母 羽生節子

 草花に触れ、季節を感じるテーマで、お楽しみドライブを年間7回計画し最初に、4月18日、桜川村の和田公園にチューリップの花を見に行きました。 午前、午後に分け、入荘者18名が参加され、皆さん公園一杯のチューリップ(約6万本)の本数に驚いていました。
 入荘者から、「オランダの国はこんなにチューリップが咲いているのかな」との声があり、あまりの素晴らしさに感動していた様です。 「よかったね」と、何度も話されていました。写真をとり、ビデオ撮影して荘に戻ってきました。
 ビデオ鑑賞クラブの時に、テープを見て、チューリップの花を思いだし、参加出来なかった人達に、その時の感動を伝えていました。 これから10月、11月、2月と予定しておりますが、花と自然にふれ合う企画として実施していきたいと思います。
御寄付ありがとうございます
☆大槻喜夫様 ☆諸岡心一様 ☆平塚昭様
☆高野藤夫様 ☆石井義一様 ☆吉崎与恵知様
☆浜野正己様 ☆篠原信雄様 ☆君和田照司様
☆平塚金雄様 ☆斉藤成志様 ☆深沢光三郎様
☆籐野一三様 ☆平山嗣道様 ☆斉藤八重子様
☆加藤治雄様 ☆永作富江様 ☆谷田日出夫様
☆高須なを様 ☆茂木節子様 ☆小沼四三二様
☆中城善正様 ☆浅野慶一様 
☆つくしグループ様
☆茂木英雄様 ☆山口和夫様 
☆麻生町母子寡婦連様
☆茂木たけ様 ☆吉田稔様
『キズイテコソハハ』
栄養士 小野口美佐子

 今夏は、ことのほか残暑が厳しかったようですが、朝夕、ようやく秋らしい気配が漂ってきた今日この頃です。夏バテが残っていませんか。
 現代の食生活は飽食の時代とか、あるいは偏食の時代といわれていますが、その食事の内容が欧米化され、動物性蛋白質、動物性脂肪を豊富に摂取している現状では、食事のバランスが乱れています。
 ハンバーグ、ギョーザ、トースト、クリームスープの頭文字を 取って、「ハハキトク」オムレツ、カレーライス、サンドイッチ、ヤキソバ、スパゲティ、メダマヤキと続けば、「オカアサンヤスメ」。
 母親の味の洋風化と、手軽さをちょっぴり皮肉った言葉です。 規則正しく、好き嫌いをなくし、頂きますと感謝し、手を洗い、心を込め、育て、(食事で)話をし、歯を磨く。の頭文字を取って「キズイテコソハハ」まず、食べ物に関心を持ち、ちょっとした工夫と知恵で、食生活の見直しをしてみましょう。
潤いある食事
調理員 菅谷泰子

 1日のリズムは食事にあります。老人は食欲が落ちてきますので、バランスのとれた食事に心がけたいものです。
 高齢者の日常生活にとって変化のある食事は、食欲を上げる効果があると思います。その中でも目先の変わったバイキング方式は、食べ方が変わったことによる楽しさ、自分の好きな食べ物を選択できるという目新しさがあります。 この選択する行動が心身のリハビリにもなるのではないでしょうか。
 料理にも、手のかかるもの、かからないものもありますが、一品手のかかるものを作り、あとは日常作っている慣れている料理を、器や盛りつけに工夫して出しています。
 7月の朝霞荘のバイキング方式も入荘には大変好評で、又、違った方法を考えながら、入荘に喜んでいただける食事作りに一生懸命がんばりたいと思います。
看護室だより
 
看護婦 西山菊江

 冷夏と言われる日照不足といった不順な天候が続いていましたが、下旬になり急に暑さが厳しくなってきました。うっとうしい長雨の時期には、発熱、嘔吐、腹痛、下痢等の急性胃腸炎症状による細菌性の食中毒に注意し、食べ物や身の回りの清潔に気を配ってきました。
 梅雨が明け、急激な暑さに食欲不振、脱水症状に注意し、食事の合間や夜間にもヤクルト、牛乳、麦茶等で特に寝たきりで、訴える事が出来ない入荘者へ気配りを十分行い、常に水分補給にあたりました。
 「暑い、暑い」と言っている間に、お盆になり、お盆を過ぎますと朝、夕めっきり涼しくなります。 空の青さにも何かもの悲しさを覚える季節になりますと、風邪症状を訴える人も多くなりますが、一人一人の健康度を把握し、疾病予防と健康維持に努めてゆきたいと思います。
編集後記
 今年は、記録的な猛暑にもめげず、盆外泊ご協力ありがとうございました。今年は26名の入荘者が、家族の顔を見て元気に帰ってきました。
 9月には、敬老会、運動会を予定しています。皆様のご来荘をお待ちしております。 実習生お疲れ様でした。(H7、8.1〜8.14)
☆水海清美様 (淑徳短期大学1年)
  
編集委員一同